キャッシングの限度額を上げるには年収が上がらないとムリ?

キャッシングを利用していますが、利用限度額が物足りなく感じられます。限度額を上げることはできると説明されていますが、実質的に年収が上がらないとムリなのではないかと思っています。残念ながら年収はむしろ下がっています。限度額を上げることはムリなのでしょうか?

カードローンとクレジットカードでは違いがあるのです

キャッシングと言った場合、カードローンとクレジットカード、どちらを想定されていますか? 同じキャッシングという言葉で、バンクイックやアコム、アイフルといったタイプもありますし、クレジットカードのキャッシングもあるのです。そして、おもしろいことに、このキャッシングの限度額に関する考え方は、かなり違いがあります。

おそらく「クレジットカードのキャッシングは金利が高いよ」と感じてる人も多いと思います。ですが、利点があります。クレジットカードは信用の積み重ねを反映しやすい仕組みがあります。

たとえば現在40歳で年収1000万円として、クレジットカードはプラチナ。キャッシングの限度額もカード会社に事情を説明して限度いっぱいまで上昇させたとしましょう。カードにもよりますが100万円前後が一つの目安だと思います。これは、ショッピングを含めた全利用限度額とも関係しますので、キャッシングだけを増額することは不可能に近いです。これまで、キャッシング枠をあえて作らなかったといった人を除けば。

つまりクレジットカードはショッピングを含めた利用限度額の大枠が拡大すれば、それにつれてキャッシングの限度額も増えるのです。これを利用すると、この人が自営業に転じて年収が300万円になったからといって、条件がいっきに変更になるわけではありません。これまで通りに利用し続け、キャッシングした場合も滞りなく返済していれば、問題なく利用限度額を維持していくことができます。これが信用というものです。

一方、年収300万円に下がったところでクレジットカードを新たに申し込んでも、もしかすると審査で落ちる可能性もあります。自営業は営業歴も判断されますから。独立したばかりでは信用はほとんどありません。

カードローンはどうでしょう。カードローンは申込時に最小の利用限度額でつくったとして、自然に増額はしません。増額を申し込むことになります。これがもし最初の審査時に50万円までOKなのだが、はじめてだからと30万になっていたような場合なら、50万円までの増額はすんなりできると思います。

しかし、そこを超えて、60万円、100万円と増やそうと思っても、簡単にはいきません。最初の申込時と条件が変わらないと難しいのです。多少は利用歴が反映されますので、わずかな増額は可能だと思いますが、いっきに2倍にするといった場合は、転職するなどして年収が変わった場合でしょう。

カードローンはクレジットカードのキャッシングに比べれば、利用限度額が500万円、800万円と宣伝している関係もあって、つい夢を見がちです。しかし増額は簡単ではないのです。くれぐれも、だからといって複数に申し込み、多重債務とならないようにお気をつけください。(参考ページはこちら→多重債務ってどんな状態?

【参考ページ】
年収はやはり融資でとても大事です

キャッシングはどれだけ借りれる?年収と限度額の関係

消費者金融のキャッシングには総量規制という法律の適用があります。(参考ページはこちら→金融業者によって摘要ルールが違う?

総量規制は貸金業者に対して貸付限度額を利用者の年収の3分の1以下に制限させるためのものなので、消費者金融ではおのずと年収の3分の1までの金額しか借りれないということになります。

つまり、年収300万円の人であれば100万円までしか借りられないということになり、これは手取りではなくて額面の収入で計算されます。

また、総量規制により収入のない専業主婦の方の場合は消費者金融のキャッシングは原則としてできません。(参考ページはこちら→仕事をしていない限り借り入れは無理?

例外的に配偶者の方名義であれば借りられる場合もありますが、このような場合には配偶者の収入に応じて審査が必要になりますし、本人以外の方の名義を利用するためにご主人の同意書と収入証明書の提出が必要となります。

ただし、総量規制は貸金業者に対して課せられるものであり、銀行などには適用されません。

つまり、銀行のキャッシングの場合には年収の3分の1ルールは適用されないのです。

ですから、収入のない専業主婦のような方や、保護者の同意書さえあれば学生でも利用できる商品が多数存在するのが大きな特徴でもあります。

さらに、専業主婦が利用する場合には、配偶者の同意書や収入証明書の提出が不要となりますので、いざというときにはご主人に内緒でお金を借りることも可能となります。

ただし、やはり銀行系キャッシングであっても審査はしっかりありますし、銀行の判断によって限度額が制限されるということはもちろんあります。
(⇒融資の審査は必ず行われています

総量規制は利用者を「借りすぎ」から守るためのものでもありますから、このような意味では大変意義のある法律ということになります。

それと同時に、やはり銀行系キャッシングであっても無理な借入はできないように銀行側で審査します。

いずれにせよ、無理な借入は大変危険であることには変わりありませんので、利用者自身もしっかりと返済シュミレーションなどを利用して計画的に利用することが大切です。