個人信用情報にマズイ情報が残るとキャッシングは不可能?

恥ずかしい話ですが、キャッシングでちょくちょく返済が遅れています。正直なところ毎月の返済が年に4回か5回は遅れます。こんな調子では信用情報も真っ黒じゃないかと思って、憂鬱になります。まして極度額の増額や新規申し込みはダメですよね?
(⇒信用情報が真っ黒な状態とは?

きちんと返済している限りお客様なのですからそこは守ればOK

たとえば野球。ストライクを3つ見逃す、または空振りするとバッターはアウトとなります。これにならってスリーストライク法(三振法)というものがアメリカにはあります。有罪を3回繰り返すと、3回目には終身刑になるぞ、というもの。日本的にいえば「仏の顔も三度」でしょうか。再犯を防止したいとの願いから誕生したものです。

では、キャッシングの返済で1回や2回の遅延ならおとがめなしだけど、3回、4回となったらアウトとなるのでしょうか?

そういう決まりはありません。返済の遅れは重大な契約違反です。ただしこれを処罰するまでにするのには、相当の理由が必要です。お金があるのに返済しない、連絡も入れない、督促を無視する、そうした行為を繰り返しているといった悪質性が問われるでしょう。

遅れたとはいえ、返済をしている場合、延滞している日数の間は遅延損害金がプラスされています。たとえば通常年利18%のところが、年利20%になります。これは契約時の書類に必ず記載されています。つまり、返済が遅れても、返済がちゃんとされる限りは貸している側には損失はありません。遅延損害金の支払いを拒絶でもしない限り、問題にはなりません。そういうルールなのです。

たとえば、収入の関係などで隔月ごとに返済が遅れてしまう傾向がある場合、何度も繰り返していると、遅延損害金が常態化してしまう可能性が出てきます。せっかく少しでも低利で借りようとしているのに、これではよくありません。貸してくれているところに相談をして、返済の計画を変更するなど、延滞が起きないような工夫ができないか、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
(⇒分からない事は早めに質問しよう

なお、個人の信用情報には3か月以上の延滞が記載されますので、連続での延滞は要注意です。これはいわばスリーストライクです。できるだけ、次の返済までに前の返済も終わらせること。もしズレ込んだときも、3か月以上にならないようにすること。督促状がきたら、すぐ返済するか、電話などで事情を説明することです。

こちらに返済する意思があり、ちゃんと誠意をもって対応していることが、借りている側にとっては重要なポイントになります。くれぐれも、ちょっとしたことで気を荒立てたり、暴言を吐いたりしないことです。返済する意思がないと思われたとたん、事態は悪化します。督促からさらに強い段階へ進みます。通常は内容証明郵便が届きます。それに対応しないと訴訟になる可能性もあります。こうなれば信用情報にも記載されるでしょうし、もちろん増額や他社での新規申し込みもストップせざるを得なくなってしまうでしょう。(参考ページはこちら→こうした状態はもちろん審査に関わります

お金のことはお金で解決するのがスジです。感情では解決しません。こうした点に注意して、できるだけ借りすぎないようにし、返済は早く終わらせることです。

キャッシングの審査で参照される個人信用情報の解説

キャッシングの新規契約や利用限度額の引き上げ申請などを行った場合、審査が行われます。ここで個人信用情報機関に登録されている情報を参照して、返済能力などの確認を行います。参照される情報には次のようなものがあります。(参考ページはこちら→信用情報機関ってどんなところ?

申し込み者の生年月日や住所、勤務先や勤続年数、年収などの属性情報の確認を行います。申し込み書類に虚偽の記載を行っていても、これによって見つかります。誤記入した場合も虚偽と判断され、悪印象を持たれることもあるため注意します。個人事業者や水商売、勤続年数が1年未満であったり賃貸物件の利用者や固定電話未加入者などは審査でマイナスになる傾向があります。

金融事故、いわゆるブラックリストに登録されていないか確認します。現在も事故が継続している場合だけでなく、過去の事故情報が残っている状態であっても貸し倒れのリスクがあるとされ、銀行や大手消費者金融の利用は難しくなります。この情報は原因によって5年から10年で削除され、追跡できなくなります。

現在の借り入れ状況なども確認します。信販系や消費者金融では総量規制の対象になるため、この借り入れ状況から現在の借り入れ残高や利用限度額の合計を把握し、追加の融資や限度額の引き上げが法的に可能であるか判断します。クレジットカードの利用履歴なども確認できるため、ここで安定した利用実績があると新規契約時に有利になります。

申し込み状況の確認もします。申し込み自体は事故情報ではありませんが、これが短期間に連続していると警戒され、審査に通りにくくなります。1か月に3社を超えて申し込みを行うと申し込みブラックになる可能性があります。申し込み情報は6か月で削除され、追跡できなくなります。

なお、この登録情報は利用している金融業者からの通知で更新されます。属性に関する情報に変化があったときに利用中の金融業者全てに通知を行っていないと、金融業者が保持している情報と個人信用情報機関の情報に食い違いが起きることがあり、印象が悪くなるため注意します。