キャッシング利用の利率18%妥当なの?素朴な疑問にズバリ回答

私はいま、あるキャッシングを利用しています。それほど大きな額ではないのですが便利に使っています。ただ、金利についてはちょっと疑問があります。年利18%だと言うと、まわりの人は「そんな高利だからやめろ」と言うのです。私はそれほど気になりませんが、これってマズイことなんでしょうか?
(⇒金利は比較検討するべし

金利は信用度と借りる期間でしっかり考えておきましょう

年利ということは、借りたお金を1年後(365日後)に返済するときの金利ということです。年利18%なら、1万円を借りて、1年後に返済すると1800円の金利をもらいますよ、という意味です。もし、これが住宅ローン並みの低金利だったら、3%とか5%といった金利になります。つまり1万円を借りて、1年後に返済すると金利はわずか300円とか500円ということになります。

もちろん金利は低い方がいいのです。借りる金額が大きくなるにつれて、金利の負担も大きくなっていきますので、住宅ローンのようにたとえば1000万円単位で借りるようなときには、金利差もさきほどの1万円の場合の1000倍になるわけで、とても大きくなります。

このため、一般的に借り入れをあまりしない人ほど「低金利でなければ借りてはいけない」と決めつけるわけです。みなさんの周りにも、そう考えている人は多いと思います。しかし、そう言っている人でも、実際に融資が必要になったときに、低金利で借りられるとは限りません。

低金利で借りるためには、信用が重要になります。信用とは、その人に貸したお金が返ってくる確率と言い換えてもいいでしょう。ただしビジネスとしてお金を貸している銀行や貸金業は、個別にリスクを計算するのではなく、利用しているお客さん全体で計算しています。だから特定の誰かがリスクが高い、低いという判断よりも、ある条件でバッサリと切り取って「この条件を満たさないとダメ」として貸してくれなくなります。

金利は低い方がいい。でも、貸してくれなければどうにもなりません。このため、「多少、金利が高くても借りたい」という人向けに、条件を変更してより大きなリスクを取る銀行や貸金業が登場します。そうした競争は、あまりひどくなると、法外な金利を請求する悪質なケースにもなりますので、法律で上限金利を決めています。

元本10万円未満の上限金利は年20%。元本が10万円以上100万円未満なら18%。そして100万円超となると上限は年15%になります。これ以上の金利は違法です。(参考ページはこちら→金利の正しい平均を知る

つまり年利18%は元本が100万円超とならない限り違法ではありません。ここでお気づきのように、融資される金額が低いほうが上限金利は高くなっています。手間(コスト)がかかってしまうため、金利は高めになるのです。

借りる側としては年利18%を高くするのもリーズナブルにするのも、借りる期間しだいだということを覚えておいてください。先ほどの年利計算はあくまで1年後に返済する場合ですから。それより早く返済すればそれだけ金利は安くなります。日割りになりますので、1日でも早く返済することが得なのです。

住宅ローンは年利が低くても10年以上にわたって返済されますから、その金利の総額はとても大きくなります。とくに当初は元本がなかなか減らないので金利が大きくなりがち。そうした経験がある人ほど年利18%に驚くのだと思います。

キャッシング利用の利率18%妥当なのか?!妥当といえる理由

銀行にお金を預けても、金利が0.1%にも満たず、住宅ローンを借りても変動金利ならば最低で1%以下の金利で調達できてしまう今の低金利時代においては、クレジットカードや消費者金融でのキャッシングでの金利帯は一見、非常に高く感じてしまい、抵抗を持っている方も多いかもしれません。「キャッシング利用の利率18%妥当なのかどうか」と言う疑問に対して、分かりやすく説明させていただきます。

まず、この利率は「年利」、すなわち1年間借りたときに支払わなければならない金利のことを指します。したがって、1万円借りた場合に金利が18%だとすると、10,000円×18%=1,800円の金利が発生します。これを、さらに1日あたりに分解してみましょう。1,800÷365=約4.9円になります。

つまり、10万円借りたとしても1日で返せば49円。銀行ATMで時間外手数料を210円取られてしまうことを考えれば、18%という数字に騙される事無く、お得な使い方ができるのではないでしょうか。

他の例として、3ヵ月後のボーナスで一括返済する前提で、海外旅行で30万円を使い海外キャッシングをした、と仮定してみましょう。この場合の90日間の金利は、4.9円×90日×30(万円)=13,230円になります。この13,230円が高いか安いかは人それぞれ感じ方が違うかもしれませんが、海外旅行に行く機会はそうそうないですから、海外で節約するよりは、思い切って非日常を楽しみたい、という方にとっては十分割に合うのではないでしょうか。

結論を申しますと、「キャッシング利用の利率18%妥当なのかどうか」はケースバイケースですが、賢い使い方をすれば、きっと妥当と判断できるのではないかと思います。もちろん、無計画でキャッシングを膨らませてしまうと、金利だけで返済が困難になってしまう可能性もありますので、ご利用は計画的に、返済計画をしっかり確認した上で、賢くお金と付き合いましょう。
(⇒返済に困るとどうなるかをチェック

【参考ページ】
海外でも便利に借りられるところはあるのか?